公的融資コンサルタントとは
公的融資コンサルタントとは、公的融資機関にとって「借りられる人」であるかを事前に判定し、お客様の資金調達プランに合わせて、公的融資機関(国民生活金融公庫、信用保証協会等)にとって「貸したい人」になるためのコンサルティングを行うことが役割です。
「借りられる人」と「貸したい人」の違いについての説明はこちらへ(『公的融資相談Web』のページへ)
従って、「借りられない人」を借りられるようにするためのコンサルティングは行っておりません。
それは、もともと無理なのです。
単に事業計画書を作成するのがコンサルタントではありません。
事業計画書は、重要なのは認めますが、既に述べたとおり、その重要性は、せいぜい融資全体に占める割合から考えれば、30%程度がいいところです。
事業計画書なんて、ちょっとかじった知識があれば、誰でも書けます。
考えてみてください、
もし、本当にプロが書いた事業計画書でしか創業融資を受けられないとしたら、公的融資制度に関して詳しくない、小さなお店の経営者のような事業者が、自らで公的融資機関(国民生活金融公庫、信用保証協会等)から事業資金を借り入れることができません。
だから、事業計画書の重要性は、創業融資全体に占める割合から考えれば、30%程度がいいところとなるのです。
事業計画書の重要性を強調するコンサルタントは、信じないでください。
創業融資の成否の50%以上は、創業時の状況で決まります。
この重要さを知らないコンサルタントは信用しないでください。
公的融資コンサルタントの具体的な役割は、
創業の時から、事業資金の調達計画を立案し、本来「借りられる人」が公的融資機関にとって「貸したくない人」に分類されることを避けるために、事業者自身が乗り越えることが難しい多くのハードルを軽々とクリアできるように、書類作成等を通して、一緒に融資実行を目指すという重要な役割を果たすのです。
具体的な作業時間
融資事案によっても異なりますが、
丸3日間、72時間程度の書類作成等の準備を行うのが通常です。
非常に、辛い仕事です。
この作業の後、公的融資機関に申請を行い、融資が実行されるまで1ヵ月から1ヵ月半が必要となります。
精神的なストレスに関して
私は、いつも融資案件を受任すると、ストレスに潰されそうになります。
お客様にとっても、創業融資が成功するか否かは死活問題なのは勿論です。
しかし、私も負けないくらい凄まじいストレスを常に感じます。
当事務所のコンサルタント報酬は、完全成功報酬制です。
私も一人の経営者として、融資案件を受任したと同時に、自分の事務所に成功報酬という売上をもたらすために必死なのです。
万一、失敗した場合、私は「無報酬」になってしまうのです。
それまでに、費やした交通費、時間等は、全てが徒労に帰してしまうのです。
そのストレスは、膨大なものです。お客様と同じです。
融資案件を受任し、融資が実行され、成功報酬を受領するまでの約1ヵ月から1ヵ月半もの間、そのストレスに直面するのです。
成功報酬で、責任がないから気楽に違いないと思われるお客様もいるかも知れませんが、
絶対に、そんなことは無いのです。
最後に
私は、完全成功報酬です。
だから、依頼人を選ぶ場合があります。
コンサルタント選びの最も大切な基本は、
そのコンサルタントの主張に、「納得できるか否か」で決まると思います。
私の主張は、全てこの「会社設立Web」と姉妹サイトである「公的融資Web」に述べられています。
長くて、辛い戦いです。
お互いに納得した上で、ご依頼をお願いしたいと思います。